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バルベルデが4年連続5回目の優勝の「矢」を射抜く![81me La Flche Wallonne]

アムステルも一応「あの手段」をつかってみたんですけど、途中で落車をしてダメージを負いながらもよくジルベール勝ったなぁ〜って思いました、ええ。

今日は水曜日ですが大きなレースが行われました。

舞台はベルギーのワロン地方に移して今年で81回目となるラ・フレッシュ・ワロンヌが行われました。

今年はシャルルロワの西にあるバンシュをスタートし、シャルルロワナミュールの南を通過しながら東に向かい、反時計回りに迂回するかのようにムル・ド・ユイに入り、そこから最後にムル・ド・ユイを上る周回コースを時計回りに2周回して、最後のムル・ド・ユイを上り切ってゴールとなる204.5kmで行われました。

レースのポイントは都合3回上るムル・ド・ユイという距離こそ1.3kmですが平均勾配9.6%、最大勾配は26%あると言われる(公称は19%らしいんですが)激坂ですが、そこに至るまでの、周回コース上にあるエレッフやシュラーヴの上りあたりでも何らかの動きがあると思われました。

今大会の注目は2014年からこの大会で3連覇しているモビスターのアレハンドロ・バルベルデですが、その彼を誰が止めるのかが一つの注目でありました。

その一番手となるであろうと思われたクイックステップ・フロアーズのフィリップ・ジルベールは先日のアムステル・ゴールド・レースでのレース中において落車した際腎臓にダメージを負ってしまったとのことで、レースに勝ったもののその後の検査においてドクターストップがかかったため今大会は欠場、この後に行われるリエージュ〜バストーニュ〜リエージュも出ないこととなり彼の今年の春のクラシックシリーズはこれにて終了となりました。またチームメイトのアラフィリップもけがのため欠場するとのことでクイックステップダニエル・マーティンをエースにおいて挑むことになりそうです。

他のチームではSKYはクヴィアトコウスキーやエナオモントーヤ、オリカ・スコットはアルバジーニ、UAEチーム・エミレーツルイ・コスタやウリッシ、サンウェブはバルギル、トレック・セガフレードはパンタノ、バーレーンメリダはヨン・イサギーレ・インサウスティあたりが注目と思われました。

なお、この大会はトレック・セガフレードから別府史之バーレーンメリダから新城幸也が出場しました。

メモ

14:24 ライブ中継配信開始時点 残り94.6km 逃げは6人 メイン集団との差は4分57秒

先頭のメンバーはワンティのドゥベイ、コフィディスのバゴ、カチューシャ・アルペチンのポリッツ、ディレクト・エネルジのギュルモワ、アクア・ブルー・スポーツのピアソン、WB Veranclassic Aquality Protbeecltのパルディニ

メイン集団の先頭はモビスターが固まって引いている

その後ろにバーレーンメリダがつけている

本日現地の天候は晴れているが、気温が6℃!

各選手、防寒対策を施して走っている

14:33 残り90km 先頭の6人とメイン集団との差は4分16秒

14:47 残り80km 先頭の6人とメイン集団との差は3分47秒

14:48 アクア・ブルー・スポーツのイギリスのチャンピオンジャージを着るブライトがパンクでストップ タイヤを交換して再スタートする

14:53 残り75km 先頭の6人とメイン集団との差は3分42秒

14:54 残り74km 先頭の6人がアメイの上りに入った(距離1.4km 平均勾配6.7%)

メイン集団との差は3分31秒

15:02 残り70km 先頭の6人とメイン集団との差は3分10秒

15:05 残り68km 先頭の6人がヴィレル・ル・ブイエの上りに入った(距離1.4km 平均勾配5.8%)

15:06 サンウェブのケルデルマンの後輪がパンク タイヤを交換して再スタートををする

15:07 メイン集団内にいたアスタナのヴァルグレンが落車!

道路の右端付近を走っていたが、走路上にあったくぼみにハマるような形で単独で落車した

幸い意識はありそうだが、正直無理はしてほしくない……

15:12 残り63km 先頭の6人とメイン集団との差は2分39秒

メイン集団の先頭はモビスターが引いているが、集団前方にはロットNL・ユンボ、オリカ・スコット、トレック・セガフレードが上がってきている

15:15 残り60km 先頭の6人とメイン集団との差は2分24秒

メイン集団内にいたモビスターのダニエル・モレノにチェーンが外れるというトラブルが発生 マシンを交換して再スタートする

15:16 残り59.5km 先頭の6人は周回コースに入っていく

間もなく1回目のムル・ド・ユイの上りに入る(距離1.3km 平均勾配9.6%)

15:20 残り58km 先頭とメイン集団との差は1分32秒

先頭集団からポリッツが厳しそうだ

15:23 メイン集団が1回目のゴール地点(146.5km地点)を通過 ここから周回コースを2周回する 先頭との差は1分30秒

その先頭は4人に減っている 先頭からポリッツとピアソンが遅れている

15:26 残り55km 先頭の4人とメイン集団との差は1分30秒

メイン集団からディレクト・エネルジのシカールとカルメジャーヌが飛び出した

それにロット・ソウダルのファン・デル・サンデが反応して追いついた

さらに4人追走している

ポリッツとピアソンは合流している

15:28 残り53.6km 先頭の4人と追走との差は51秒 メイン集団との差は1分11秒

メイン集団でのディレクト・エネルジらの動きは吸収されたが、その直後にアクア・ブルー・スポーツのクリスティアンとオリカ・スコットのユール・イェンセンが飛び出した

15:30 残り53km 先頭の4人とメイン集団との差は1分8秒

クリスティアンとユール・イェンセンはメイン集団に吸収され、ポリッツとピアソンも立て続けにメイン集団に吸収されたが、直後にロット・ソウダルとバーレーンメリダが先頭に出てきた

15:31 残り52.3km 先頭とメイン集団との差は1分2秒

先頭からドゥベイが遅れた

15:34 残り50km 先頭の3人とメイン集団との差は57秒

先頭から遅れたドゥペイがメイン集団に吸収された

15:36 残り48km 先頭の3人とメイン集団との差は48

先頭の3人はエレッフの上りに入った(距離2.1km 平均勾配5%)

15:38 残り46.7km 先頭の3人とメイン集団との差は50秒

メイン集団からBMCのデ・マルキが飛び出した

これにユール・イェンセン、ベタンクールなどが反応する

15:40 デ・マルキがさらに踏み込みを強くして追走を千切ろうとするが、ベタンクールだけがそれについてくる

デ・マルキはベタンクールに協力を促すが、ベタンクールはそれに応じない

エースのバルベルデのために動いていることを示している

15:42 残り44km 先頭の3人とメイン集団との差は28秒

デ・マルキをはじめとした追走がメイン集団に追いつかれる

その瞬間にケルデルマンが飛び出した

それにデ・マルキ、ユール・イェンセン、クロイツィゲル、ベタンクールが反応している

15:43 追走集団にメイン集団が追いついた

集団の先頭を再びモビスターが引き始める

15:47 残り40km 先頭とメイン集団との差は22秒

15:48 残り39km 先頭とメイン集団との差は23秒

先頭はパルディニの単独になっている

15:50 残り37.5km 先頭のパルディニと追走の2人との差は20秒 メイン集団との差は34秒

メイン集団の前方にロット・ソウダル、カチューシャ・アルペチン、サンウェブが上がってきた

15:52 残り36km 先頭のパルディニとメイン集団との差は27秒

先頭のパルディニがシュラーヴの上りに入った(距離1.3km 平均勾配8.1%)

先頭から遅れた2人がメイン集団に吸収された

15:53 メイン集団がシュラーヴの上りに入るところでトレック・セガフレード別府史之が集団の前方に上がってきた

15:54 残り35.4km ここまで先頭を逃げていたパルディニがメイン集団に吸収された

別府史之はここで仕事を終えて集団から遅れいてく

15:56 残り34.8km メイン集団からデ・マルキが再びアタックした

これにベタンクールをはじめ数人が反応するがデ・マルキがもう一段階加速していく

他者を離した 単独で逃げる始めることが出来るか?

16:00 残り31km 先頭のデ・マルキとメイン集団との差は15秒

メイン集団はシュラーヴの上りで結構絞られている

16:01 残り30.3km 先頭のデ・マルキとメイン集団との差は15秒

デ・マルキは2回目のムル・ド・ユイを上り始めている

メイン集団の前方にはオリカ・スコットやクイックステップ・フロアーズが上がってきている

クイックステップ・フロアーズは4人固まっていて4人目にエースナンバーをつけるダニエル・マーティンがいる

16:05 残り29km 先頭のデ・マルキが2回目のゴール地点を通過 残り1周回

メイン集団は20秒遅れで通過していく

メイン集団の前方にSKYとサンウェブが上がってきている

16:06 メイン集団からクイックステップ・フロアーズのユンゲルスが飛び出した

これにディレクト・エネルジのカルメジャーヌが反応

さらにベタンクール、SKYのエナオ・ゴメスも反応している

16:09 ベタンクールをはじめとした追走はメイン集団に吸収された

残り26.7km 先頭のデ・マルキとメイン集団との差は24秒

16:10 残り25.5km 先頭のデ・マルキにユンゲルスが追いついた 先頭は2人 メイン集団との差は28秒

メイン集団の先頭は再びモビスターが引く

16:17 残り20km 先頭の2人とメイン集団との差は20秒

先頭は間もなく2回目のエレッフの上りに入る

16:22 残り17km 先頭の2人とメイン集団との差は24秒

メイン集団の先頭にオリカ・スコットの隊列が上がってきた

16:25 残り15km 先頭の2人とメイン集団との差は27秒

16:28 残り12.5km 先頭とメイン集団との差は32秒

先頭はユンゲルスの単独になった デ・マルキが遅れた

16:31 残り10km 先頭のユンゲルスとデ・マルキとの差は10秒 メイン集団との差は39秒

オリカ・スコットがメイン集団のペースを上げているはずだが、差が一向に詰まっていない

まだシュラーヴとユイの上りがあるとはいえ、あまり離れすぎると間に合わないかも?

16:34 残り7km 先頭のユンゲルスとメイン集団との差は50秒

先頭のユンゲルスは2回目のシュラーヴの上りに入った

16:35 メイン集団もシュラーヴの上りに入ったところでSKYが集団の先頭に出てきた

先頭から遅れたデ・マルキはメイン集団に吸収された

16:36 残り62.km 先頭のユンゲルスとメイン集団との差は42秒

メイン集団からボーラ・ハンスグローエのマイカが飛び出した

これにオリカ・スコットのクロイツィゲルやモビスターのバルベルデなどが反応している

16:39 残り5km 先頭のユンゲルスとメイン集団との差は29秒

16:40 残り3km 先頭のユンゲルスとメイン集団との差は25秒

メイン集団の先頭はSKYのモズコンが引いている

16:42 残り2km 先頭のユンゲルスとメイン集団との差は24秒

メイン集団の先頭はオリカ・スコットが引いている

その右側からキャノンデール・ドラパックが上がってきた

16:43 残り1.3km 先頭のユンゲルスが最後のムル・ド・ユイを上り始めた

メイン集団との差は20秒

先頭のユンゲルスが残り1kmを通過 メイン集団との差は20秒ある

メイン集団の先頭はサンウェブのマシューズが引いている

16:44 残り500m手前で先頭のユンゲルスがメイン集団に吸収された

先頭はSKY 2番手にクヴィアトコウスキー、3番手にエナオモントーヤがいる

エースはエナオモントーヤか?

右側にオリカ・スコットはアルバジーニ 左側からバルベルデが位置している

バルベルデの左側にはキャノンデール・ドラパックのウッズが上がってきた

クイックステップ・フロアーズのマーティンは集団の中ほど 位置的に苦しいか?

UAEエミレーツのウリッシも上がってきている

FDJはゴデュが上がってきた

Ag2rのバルデもポジションを上げてきた

残り250m ここでゴデュがまだ距離は残っているが早めのスパートを仕掛けた

これにバルベルデがすぐさま反応

その後ろにエナオモントーヤがつけた

残り200m 4番手あたりに上がってきたBMCはテウンスだ

残り200mを切ったところで満を持してバルベルデがスパート!

これにテウンス、エナオモントーヤもすかさず反応するがバルベルデとの差が徐々に広がっていく!!

後方からは遅ればせながらアルバジーニやマーティンも追い上げてきている

残り100mを切ったところで先頭のバルベルデが後ろを確認した 1秒ほど差が開いたか?

残り50m 先頭のバルベルデがムル・ド・ユイをほぼ上り切ったところで後ろを確認した

残り25m 先頭のバルベルデがもう一度後ろを確認して勝利を確信した!

両手を広げたのち、Flcheになぞらえて「矢」を放つパフォーマンスをしながらゴール!!

第81回フレッシュ・ワロンヌ、勝ったのはアレハンドロ・バルベルデ!!

大会最多通算5回目の優勝!!

しかも2013年から大会4連覇達成という連続優勝記録更新のおまけつき!!

2位は1秒差で後方から追い上げてきたがバルベルデまでには届かなかったダニエル・マーティン

3位はエナオモントーヤとの表彰台争いに競り勝ったテウンスが入った

新城幸也は102位、別府史之は153位でゴールした

いやぁ〜、強かった!

道中、中盤まではモビスターはプラン通りだったとは思うのですが終盤はエースのバルベルデの回りにアシストが少なくて、かつデ・マルキやユンゲルスのアタックに対して自分たちから効果的な追走が出来なくて正直苦しい展開だったと思いました。

終盤はSKYやオリカ・スコットが中心となって追走していましたが、なかなかユンゲルスとの差が縮まらずメイン集団にとっては楽な展開ではなかったのですが、何とか最後のムル・ド・ユイで逃げていたユンゲルスを捉まえることが出来ました。

結果的には最後のムル・ド・ユイでの勝負となりましたが、残り200mを切ってからバルベルデの1回のスパートに対して、わかってはいたはずなんですが――テウンスが食らいつこうとしたものの結局そこまでで、誰もついていくことが出来ませんでした。

上り切って後ろを確認したバルベルデは早々と勝利を確信して「矢を放つ」パフォーマンスを見せる余裕があるだけの差をつけました。

道中で起きたことすべてが彼の大会4連覇を彩るための布石にすぎなかった、と言っても過言ではないと思います。それくらい最後は他者を圧倒してしまいました。

来週には37歳になるバルベルデですが、今年はボルタ・チクリスタ・カタルーニャやパイス・バスコ1周でも総合優勝していて、彼はまだピークのさなかにいるようです。

クイックステップは途中ユンゲルスを逃げで先行させてエースのマーティンを温存するという策までは良かったと思うのですが、最終周回でのシュラーヴの上り以降ではマーティンのポジションが後ろ過ぎて前に上がることが出来なかったことが最終局面で出遅れてしまったことにつながったと思います。それによりバルベルデのスパートにもすぐに応対できず、結局2位が精いっぱいとなってしまいました。

「れば・たら」はあえて言いませんが……今回はガッカリなレースになってしまいました。

テウンスはバルベルデのスパートに反応したもののすぐ離されてしまいましたが、最後まで粘って3位に滑り込んだことは評価していいと思います。チームとしてもデ・マルキが逃げたことでテウンスの脚を温存できましたし、そのテウンスが表彰台に上がったことでそれなりに良い大会になったと思います。

SKYにとってはエナオモントーヤとクヴィアトコウスキーがトップ10の中に入ったもののどちらも表彰台に上がることはできなかったので、リザルト自体はそれなりにいいものなんですが……頑張った対価としてはやや物足りない感があって、疲れ損な部分はあったように思います。

勝利の「矢」を放つことが出来たのは今年もバルベルデした。