まだまだアスピリンスノー!

昨日、美ヶ原高原に行きました。一般の人が停められる駐車場から歩いて15分くらいのところに「美しの塔」という観光スポットがあり、そこまで行ってみることにしました。この塔はもともと霧が多いこの場所で標として作られたのですが、今は訪れる人の多くがその前でシャッターを切る、この高原で一番愛されている場所です。

私が停めた駐車場の少し奥に冬も営業している山小屋があり、そこまでは車が入れるよう除雪してあります。なのでそこまでは雪の回廊を歩きます。回廊は次第に高くなり、やがて私の背よりも高くなります。雪の回廊の向こうの木の右側に「進入禁止」の看板が建ってるでしょ。あの木の左の奥にその山小屋があり、そこに泊まる人は車でそこまでいけます。そして木の右側にこの道はさらに続いているのですが、そこから先は徒歩のみ、一般車両は入れません。そのための進入禁止。でも今はあそこから先は雪に閉ざされています。そしてそのあたりの雪の上に足あとが見えるでしょ。あそこからは雪の上に登り、雪の上を歩くのです。

その雪を登るとまずは圧倒されるのが2枚目の写真の景色です。夏場は次第に見えてくるこの景色は、今は雪の上に登るまでは見えません。でも、見る位置が高く障害物が無いので、夏よりもよく見えます。昨日は天気がよく、荘厳とも言える圧巻の眺めでした。美ヶ原は標高が2000mの広大な台地で、360℃の眺望が楽しめます。この写真の反対の方角には八ヶ岳と富士山、南アルプス中央アルプス御嶽山が続いています。今はモロ逆光。そしてこの写真は北アルプスの大パノラマ。私のすぐ左にとんがり帽子みたいに見えるのが槍ヶ岳。その左右・前後に常念岳大天井岳蝶ヶ岳、奥穂高連峰などが見えます。パノラマは遠く北のほうまで立山から白馬まで見えます。

ところで、3枚の写真をよ〜く見ると、雪面がキラキラ光っているのがお分かりですか。これはアスピリンスノーといいます。アスピリンバファリンの主成分、つまり痛み止め。アスピリンの原末は結晶性でキラキラ光るんです。水っ気の無い冷た〜い雪がサラサラ積もったところに太陽の光が当たるとそれに似た輝きを発するのでアスピリンスノーと呼ばれています。そういえば駐車場に新雪が少し積もっていましたね。

この高原は、夏は牧場として利用されますが、ゴールデンウィークころになると牛が放牧されはじめます。その牧場の柵に沿って先程の道が続いているのですが、今はその柵がまだ雪に埋まっています。

でも、ゴールデンウィークということはあと1ヶ月ですね。長野県もこれから急速に春に向かいます。