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開拓 les nouvelles routes

2月17日(金)

以前はスキーバスや夜行列車もよく使っていましたが最近は最終新幹線からの前泊や相乗りの快適さに慣れてしまってご無沙汰気味。

でも、最終新幹線と違ってスキーバスなら残業もできるし、相乗りと違って前泊費用もかからないから便利。

問題は昨今の事故や諸経費高騰等々の事情によるスキーバス削減やかぐら無料仮眠所廃止もあって、かぐらに止まるスキーバス自体が少なく、現地仮眠環境も厳しい事。

そんな中で見つけたのが系列の西武バス運行の「ホワイトスノーシャトル苗場」。このバスは定期高速バス扱いのため片道でも簡単にコンビニ予約できて、駅至近の定期高速バス乗り場から乗車できて時間調整の下道走行等なく最短で苗場へ直結し、苗場の無料仮眠所の営業開始時間から仮眠できる優れもの。

問題はかぐらに直接着かない事で、まあ着いた所で無料休憩所は6時半からなので意味はないのですが、始発のバスに乗れば7時27分にはみつまた到着。

何年も前から運行しているものの、新幹線が使える環境かつ直前まで相乗りも考慮に入れていたので事前予約が必要なバスは今まで使わなかったのですが、新ルート開拓のお試し乗車。

小田原発伊豆箱根鉄道バス担当で、都内では品川プリンスホテル23時20分、池袋東口0時00分発。

少しでも寝る時間を確保したいので品川プリンスホテル乗車。

残業で夕食時間が確保できなかったので京急ストアで半額弁当と寝酒を確保してガラガラの車内で首都高からの東京タワーを見つつ一杯。

やはり池袋で満席になって出発。寝るための構造でない観光バスはリクライニングすると座席のフレームがスネに当たりますが、新目白通りに入る前に就寝。

2月18日(土)小雪のち曇り

かぐらスキー場 360cm

スキー 24日目

狭いシートで所々の道路看板を覚えている程度の浅い眠りながらも、三国トンネルを抜け放送が入るまでうつらうつら。

3時55分に日帰りセンター到着。

無料仮眠所は以前はワールドカップロッジの2〜3階でしたが、今はワールドカップロッジを抜けた旧ゲームセンター。200mくらいありますかね。旧無料仮眠所は有料の日帰りレンタルルームに変わっているようで、商売っ気を感じますが果たして使う人がいるのじゃどうかは謎。

新しい無料仮眠所は昼間の無料休憩所で照明が眩しく、寝具もない、クッションがある床材に横になれるだけのミニマムな作り。無料仮眠所に寝具を置くと盗まれる問題はあんなに人の目がある苗場でも共通なのでしょうか?暖房はバッチリですがクッション代わりにも寝る前に雪山用の服装に着替えた方が快適です。僕たちのバスが1番乗りのはずなのに既に車泊っぽい人がちらほら。

7時09分始発のバスは日帰りセンターには入らず白樺口から。プリンススタッフのユニフォームの人やリゾマン、民宿街っぽい人たちが結構乗っていて、日帰りセンター経由でも良さそうな感じ。

みつまたに到着し、和田小屋宿泊手続き。

僕は毎週、その日何をするかをあらかじめ何通りか考えていくようにしてるのですが、この日は何をすればいいか悩みどころ。

前日は山麓エリアは雨でやられ、上部は霙。その後気温が下がって10cm程度の雪。視界はやや不良。

あまり高度を上げる日でもないし、ゲレンデを飛ばすのに向いた日でもない。ましてツリーは怖い日。

ロープウェイ乗り場でリフト券を出すのも面倒(笑)。

と考えて年イチ定番ルートのバス道方面。

今回は登りで。バス道シール登行はただのスキー登山だし、そもそもシールは和田小屋。

凍って硬めな雪質を利用して旧1ロマ界隈の滑れそうな斜面をカニ足渡行。

八木沢の橋を渡って廃墟化した大島民宿街を横切り、旧1ロマ乗り場からバス道と交差するあたりまではスキーを背負ってスネ程度のツボ足。そこからスキーを履いて地形を見ながらトータル3時間半。斜度的には田代6ロマ回りに近く、チャレンジバーンの1.5倍程度の標高差。デブリとクラックだらけの下山コース回りと違って、森の中の雪は意外と安定して滑って楽しそうでした。

910mまで高度を上げてトラバースすると圧雪車乗り場からみつまた1ロマ乗り場へ。

急過ぎてシールは使いにくいけれど、スノーシューなら2時間あれば行くかなという感じ。まあいずれにせよ二度と登ることはありませんが(笑)。

13時を回り、レストランみつまたの美味しい中華を食べていたら朝イチ和田小屋宿泊手続きをしたのに訝しがられそうだったからレスかぐまで上がります。

ゴンドラに乗っているとダム道にスノーモービルの跡。何があったのか聞いてみると救助要請を警察に出したそうな…

山で一番大切な事は死なない事ですから、自力生還が難しい時に救助を呼ぶのを躊躇してはいけないし、もしスキー場に要請していたら身体や滑走具不具合がない限り「自分で歩いて登れ」と言われる事案を大袈裟にしたパターン。

田代6ロマからかぐらゴンドラに至るまで、コース下をそのまま降りるとダム道に出ます。

ダム道は普通に舗装された快適な林道ですが、シーズン後半には雪崩や倒木や落石に塞がれる難所。機械救助ができたのは幸いですが、本来そこまで降りたら林道を歩くかコースへ登り返す以外に選択肢はありません。

個人的にはニセコ花園の林道のように管理が入ればかなり面白いBCエリアにはなると思いますが、現時点で常に自然の脅威がむき出しになっている危険な場所であり、常に深い雪がたまるすり鉢状の30度超えの斜面であるという意味は認識が必要です。

レストランかぐらでキノコとポークのカレー。

カレーハウス白樺からポークがなくなったので、豚を求めるならレスかぐ。喉がカラカラなのでドリンクバーガブ飲み。カレーとドリンクバー如きで満腹になり、汗冷えに加えて水で冷えて和田小屋へ。マトモに滑っていないから身体は疲れていないけれど、とにかく寒いので15時前からおしゃべり三昧。最終の1本だけ1高乗車。視界不良で雪出しの穴に落ちたりフルオープンなかぐらメイン下部でホワイトアウトしたりで、結果的に下を責めるのが正解な日でした。

この日の和田小屋は貸切団体と個人客のダブルブッキングとの事でキャンセル待ちも受けられない混雑でしたが、団体のみなさんも「良い意味の」レジャー系で和田小屋ステイを楽しんでいる感じが良かったです。

僕はばかやろうさんやS谷さんとしみじみ語る夜。こんな日に炙り物があればとも思いました。

2月19日(日)雪

かぐらスキー場 360cm

スキー25日目

強風でも1高でのファーストトラックは7時半から。

減速運転はキツかったものの、想定外のスネパウで視界も上々。場所によっては乾いた雪がオーバーヘッドで、滑りやすいパウダーという意味では今シーズン最高の朝。パノラマ界隈に張り付きます。

5ロマは強風のため10時過ぎから稼働。ハイクアップのKG1ゲートはクローズですが、粉を求めて大行列。田代落ち3本に中尾根方面1本。埋まらずスプレーが上がり、いいパウダーでした。毎度お馴染みハイクアップ禁止ゲートからハイクアップする人が目に付きました。事故さえ起こさなければ特に言う事はないけど、分かってるかどうかは気になる所。

14時の5ロマ終了に合わせて撤収。いつもの非常通路から1高へ行くと、リフト下を滑るとか言ってる人たちがいたので「リフト下滑るんですか?」って言ったら変な人扱いされたり、不思議なスキー場ですね。

帰りは「昨日歩いた滑る所」への上からのアプローチを狙って下山コースを北にトラバースしましたが、パラダイスへの道は痩せ尾根の壁に阻まれ、結局デブリを抜けて下山コース復帰。圧雪車置き場からのエントリーが必要なようで、地形的な厳しさもニセコの見晴らしに近いかも。

橋を渡ったのが15時。デブリの処理に手間取り予定時間を5分過ぎてばかやろうさんと合流。

15時半撤収で湯沢から練馬まで全線高速無休憩で19時20分到着。関越祭り参加でした。

さて、次回は来シーズン以降の方向性を見極めるべくバカロレア受験の予定。